発達心理学では、児童心理学は児童を対象とした心理学です。
心理学では、発達段階の過程として児童を考えることがあります。
心理学で、ピアジェ、エリクソン、ヴィゴツキーの3人の学者が有名です。
それぞれ捉え方が異なります。
ビアジェは、スイスの生物学者で、心理学に転じた学者です。
児童は発達段階では、具体的操作期にあたるとしています。
具体的操作期は、小学生~中学生前半にあたります。
ある程度論理的に考えられるようになる時期です。
ただ、具体的に目の前にあるものに限られるので、頭の中でそれをすることはできないとしています。
フロイト派であったエリクソンは、フロイトの発達段階をベースに生涯わたる発達を考えます。
社会との関係を組み込んだ新しい発達段階を作り出します。
エリクソンは、児童期の6歳から12歳は、勤勉性対劣等感というものが発達課題となるとしています。
発達心理学では、勤勉性が獲得されなかった場合、その反対として劣等感が獲得されるというものです。
エリクソンは、社会との関係の中で発達が進むと考えています。
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発達心理学それに対して、ヴィゴツキーは、個人そのものより、やり取りや社会、文化全体が発達にどんな影響を与えるか考えました。
児童が自分1人で物事を起こしているわけでなく、すべてのことが他の人が絡んでいると考えるものです。
他の人の援助や助言を聞きながら行動していると考えるものです。